ノルウェーの秋は狩りだけではありません!loppemarked(ロッペマーケッド)の季節なんです〜
loppemarkedは直訳すると「蚤の市=フリマ」。通称ロッペ。
海を楽しむ夏が終わり、雪が降り始める12月の前のこの秋の時期にロッペは開かれるのです。平たく言うとやることがなくなるからですね〜(笑)なので家にいる時間が長くなる秋は家の片付けやインテリアを整える人が多いようです。
それで断捨離などして出た不用品を近くの学校に寄付して、学校側がロッペを開催するという仕組みです。こんなスキー用品や家具までも出品されます。
そして驚きなのはどこの学校も運営主体はマーチングバンド部ということ!マーチングバンド部の部費を稼ぐためにフリマが開かれるんです!日本には吹奏楽部はあってもマーチングバンド部ってあまり聞かないですよね。
こちらでは5/17のノルウェー独立記念日の日にマーチングバンドがその地域を演奏しながら練り歩くそうです。そんな国民的行事に欠かせないマーチングバンド部だから、地域をあげて支援するわけなんですね〜
この時期は毎週末どこかの学校でロッペが開催されています。掘り出し物のビンテージの食器が出ることも多々あるそうでそれを目当てに、はしごする人も。
ロッペに限らず中古品を大切に使う文化が浸透しているのでセカンドハンドショップ(日本でいうリサイクルショップ)も街なかに多く、10月にはスキー専門のロッペも毎週のように開催されます。
私も先日やっとロッペデビューを果たしたのですが、結論からいうとかなり気合いをいれて臨まなければならなりません(笑)まず朝イチで行くなら開場時間よりかなり早めに行って、駐車スペースを確保する(大体路上駐車)。入るまでに人数制限があるので並ぶ。そして入ってからも人混み掻き分け、欲しいものを探す。
ま、簡単にいうと「セールに駆け込むおばちゃん状態」ですね。ちょっと様子見と思っていったのですが、それは甘かったです。
でも、なんといっても安いんです!!!
ノルウェーは物価が大体日本の2倍以上するので、気軽に外食やショッピングにいけません。。サンドイッチやハンバーガーでも2000円ぐらいするので(しかも大して美味しくない!)ひきます。日本の100円ショップ凄いですよ、ほんと!
だから、みんなロッペに駆け込む訳です。値札はないので、欲しいものを見つけたらいくらかをスタッフに聞いて、交渉します。言い値なので、値切り交渉も可能です。最終日の遅い時間に行くと大盤振る舞いです。私も子供の帽子2つと靴を200円ぐらいで買いました。
こちらは完全キャッシュレスな社会なので、普段から現金は持ち歩いていません。vippsというpaypayみたいなアプリが浸透していて(国民誰もが使っている)ロッペでもそれで支払います。
お腹が空いたらケーキやハンバーガーなども安く売られているので休憩することも可能です。
子どもたちを学校の校庭で遊ばせている間やこういう休憩所で休ませている間にささっと買い物を済ます大人たちです。
私はビンテージ食器に詳しい知り合いの日本人の方のガイドによりこんなロウソク立て(Hadeland)をゲットしました。
彼女いわくこれはオタカラらしいのですが、私一人では到底探し出すことはできません。よく分かっていないのに、勝手にお得感を感じている私です!(笑)
どんどん日が暗くなっていく秋だからこそ、このロウソク立てで部屋に明かりを灯したいです。